禅の修行でメンタルヘルスを取り戻すことはできるか?

メンタル

うつの症状になりやすい人は、自分に自信が持てない性格の人が多いです。
「自分はこころが弱いから、精神修行をするために座禅をしよう」と思う人も、中にはいるのではないでしょうか。

禅の修行で心が強くなる?

結論から言うと、禅の修行とメンタルヘルスとは、方向性が違うので比較できないと思います。

禅宗の道場で修行というと、座禅を思い浮かべる人が大半だと思います。
この「座禅」と、メンタルヘルスの療法の一環として行われる「マインドフルネス」は、共通点が多いです。呼吸を重視し、「今、ここ」を強く意識できることで心の調子を整えるという部分がそうだと考えられます。

禅の修行とはどんなものか

ただし、禅宗の修行はもちろん座禅だけではありません。禅宗の一派である臨済宗では、「公案」と呼ばれる、指導者から与えられた課題を常に考え続ける修行をします。そもそも禅宗では、日常生活を「作務」と呼び、そのすべてが修行であると考えられています。

もちろん、禅宗の修行者が、24時間365日をすべて修行に費やしているわけではないのですが、生活の細部にまで規則をつくり、雑念を入りにくくしていいるという意味では、禅の修行は、道場という隔離された場所で行必要があります。

メンタルヘルスは休養が基本

メンタルヘルスの現場では、必要と判断されたときのみ、隔離病棟に入院することがありますが、基本的には本人の意思での任意入院になります。また、あくまで目的はメンタル的に健康になるために休養をすることなので、禅の悟りを得るような「鍛錬」とは大きな違いがあります。

メンタルヘルスと禅とは別ものである

うつ症状で心が弱っているときに本当に必要なのは、休んで元気を取り戻したうえで、原因を取り除くことです。禅の修行をして心を強くするのは、後々のステップで実行すればいいでしょう。

目的が違うものなので混同せずに、それぞれの指導者・専門家に確認してみてください。

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