こんにちは。なまけてブログにようこそ。
今回は動物のナマケモノについて紹介しています。
ゆっくりした動きと、笑っているような顔がキュートで、人気が高まっています。どのような生態なのか、ぜひ知っておいてくださいね。
ナマケモノの種類
フタユビナマケモノとミユビナマケモノがいます。違いは前肢の指の数です。ミユビナマケモノのほうが日本ではよく知られていると思います。


ナマケモノの特徴
4~5Kg 程の重さで、手足が非常に長く、かぎ爪のような指があります。
極端に筋肉量が少なく、動作はゆっくりです。
体の表面は柔らかい毛で覆われています。たまに、体毛に苔の生えている個体もいるそうです。その体毛のなかには蛾やダニなどの虫が多数、生息しています。
哺乳類にしては珍しく、恒温動物ではなく変温動物です。
動物の分類としてはアリクイなどに近い種類です。
ナマケモノの生態
中南米の熱帯雨林の樹上で生活しています。
1日にわずか8gの葉っぱを食べて、20時間は眠っています。眠っている間は体温を落とし、基礎代謝を下げて、できるだけエネルギーを使わないのです。
無駄にエネルギーを使うようなことはしません。
葉っぱを8gしか食べないのも、その量で十分で、消化にエネルギーを使わないようにしているからです。
仮にたくさん食べてしまうと、消化に必要なエネルギーが足りなくなってでき、餓死してしまいます。
筋肉量が少なく、ゆっくりしか動けません。あの笑ったような顔も、顔の筋肉が弛んでいるためです。
あまり動かずに周りの葉っぱを食べられるように、首が270°回ります。
また、ほとんど動かないのは、敵に見つかりにくくするためです。ピューマや鷹など、天敵も多いです。もし見つかったら逃げられないのです。
まとめ
ナマケモノは、スローライフを選択することで、厳しい生存競争を生き抜いてきた種でもあります。ブルーオーシャン戦略のようなものですね。
管理人は、ナマケモノが大好きで、リスペクトしています!
自然界は、実際に機能する生存戦略を持っていないと、淘汰されてしまう厳しいステージです。その中で、このようなエコロジー戦略をとっている動物はあまり例を見ません。
ナマケモノの生活に比べて、人間社会のなんと忙しいことか。
ナマケモノのエコな生態を知ることで、人間の活動を改めて考えるきっかけになるのではないでしょうか。
人間は、化石燃料を燃やしまくってエネルギーを作り、結局それでなにをしているのか?生命として賢明なのか、自滅の道をたどっているのか?深いテーマだと思います。
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