こんにちは。なまけてブログにようこそ。
NHKスペシャルで『大廃業時代~会社を看取るおくりびと~』を見ました。
廃業という、企業の死
なかなか衝撃的な内容でした。
いま、日本の中小企業に「廃業」を選択するケースが増えています。調査会社のデータから、今後1年で日本の中小企業の約31万社、およそ5社に1社に、廃業の危険性があるということです。また、2025年には中小企業の数が半分になるという予測もあります。
もちろん、それが正しい予測なのかはわかりません。事業譲渡や異業種からのM&Aなどを積極的に活用しようとする動きもあります。
それでも、会社の在り方には変化が伴うのは間違いないようです。
想像だけでは身を切る辛さはわからない
会社がなくなるというところから、すこし広げて考えてみました。
物事には始まりがあれば、必ず終わりがある。
分かりきっていることですけど、自身が直面してみないことには、まず実感はできないことですよね。今の生活や、地域社会、ペットや家族など、身近にあるものがなくなってしまったら、どれほど辛い思いをするかは、想像するだけでも嫌なものです。
では、そういう周りのものに愛着を感じなければいいのか。そもそも、始めなければ終わりもないという、虚無的な考えかたもアリなのでしょうか?
実際には、愛着の無い物だけに囲まれていては、生活していけません。いくら虚無を装ってみたところで、何を失っても気にならないというわけにはいかないのです。
無常なものに頼りすぎない
ただ、失うことについて過大に評価をしないということはできます。
失ったときには辛い、悲しい、苦しいという思いは避けられません。しかし、それをいつまでも引きずらないことは、知恵と経験で身に着けることができることです。
若いうちはなかなか難しいことでしょうけど、年齢を重ねるごとに、慣れることはできるのです。
失ったものが過去にもたらしくてくれた、楽しい思い出や、満たされたことのみを大切にして、あとは受け流すこと。心や生活に余白を作らなければ、いつまでたっても新しい喜びを受け取ることはできないと、考えるべきだと思います。
戦後や震災から復興してきた先人の行いに、今こそ学ぶべきではないでしょうか。
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