すばらしい芸を鑑賞するために、教養を持つこと

ホビー

こんにちは。なまけてブログにようこそ。

先日のこと、スマホで音楽を聴き、大声で歌いながら歩いている高校生を見ました。彼らは良い気分で上手く歌えていると思っているのでしょうが、超絶に歌が下手でした。

それで思ったのは、プロの歌手のすばらしさです。

歌を歌うという芸で勝負する背景には、想像を絶するような努力があって、初めて「普通に上手い歌」に聞こえるのだと、あらためて納得がいったのでした。「仏も昔は凡夫なり」ということですね。ちょっと違うか。

優れた芸には膨大なコストがかかっている

プロフェッショナルと呼ばれる人がすべてそうだとは言いませんが、背後には膨大な努力があって、その上にプロの仕事が成り立っています。

練習を持続する力と、レッスンをうけて客観的に補正することを受け入れる心を持っていること。これが努力する才能なのでしょう。

努力する才能を持たずに、若いころから天才と呼ばれてプロの道に入ってしまえば、いつか壁にぶつかって伸びなくなります。宝くじに当たると不幸になる、ということに似ていますね。

プレゼンは伝統話芸の延長線上にある

そして優れた芸には、優れた鑑賞眼が必要です。シンプルな芸ほどその傾向が強いです。

能を観るときはその物語についての教養がないと鑑賞することが難しいですし、古典落語では、江戸時代の大衆文化のお約束を知らないと、本当のところが分かりません。

TEDのようなプレゼンテーションは、話芸に近いのではないでしょうか。優れたプレゼンは、訴えかけ、人を感動させて動かす力があります

しかし、なんの前情報も持たない大衆に訴えかけることは、きわめて難しいです。専門知識をいかに優しくかみ砕き、分かりやすく短くまとめるか。どのように主題を理解させればいいのか。プレゼンは、正統な伝統芸の延長にあるものだと思います。

良い聴衆として教養を持つ

ところで、一般聴衆側としては、どのようにすれば優れた鑑賞眼が得られるのでしょうか?

これは、やはり身銭をきって鑑賞を重ねるのが一番いいと思います。

良い芸に当たった時の感動を噛みしめ、幼稚で下衆な芸には価値を認めないという、キッパリした教養を持ちたいものです。口がさなく批評するためには、タダ券やおごりといったような、他人のお金で芸を鑑賞しないことが必要です。

お金を払って芸を見て、つまらなかったら野次を飛ばし、おもしろかったら拍手をする。実にシンプルでいい方法ですよね。

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