SNSカウンセリングとはどんなもの?

メンタル

SNSはすでにみなさんお使いだと思います。

LINEやfacebookでカウンセリングを受けられるという話を聞きましたので、興味を持って調べてみました。

『SNSカウンセリング・ハンドブック』(杉原保史、宮田智基 誠辰書房)に書かれていることの備忘になります。

現在の若者はSNSで「死にたい」と発信する

SNSが広まった現在では、家族や知人と一緒の場所で会って話をするよりも、SNSで知り合った人、もしくは不特定多数の人達に「死にたい」と発信することが多くなりました。

そのほうが気楽だし、面と向かって家族に相談するようなプレッシャーになることは避けるという、ライトコネクティング志向の若者たちには、確かにそちらのほうが向いているのかもしれません。

従来の、同じ場所でカウンセラーと向き合って行うカウンセリングと、オンラインで実施するカウンセリング(遠隔心理支援:テレサイコロジー)とでは、技術的な相違があります。しかし、まだ後者の歴史が浅いために、どのようなことが本当に効果があるのかは、模索段階なようです。

SNSカウンセリングの需要は大きい

しかし、SNSの影響力というのは相当大きいのです。

LINEで、こころの相談ができるアカウントを作ったところ、1か月で6万人も友達に登録されました。いかに、SNS慣れしている人たちが、それを通してカウンセリングを受けたいのかというのがこれで分かりますね。

SNSカウンセリングの相談員も、できたばかりの職業なのでレベルや技量はばらばらです。しかし、それでは今後ますます増えていくであろうカウンセリング需要に対応していくことができなくなります。

そこで、SNSカウンセリングのガイドが必要になるということです。

メリットとデメリット

まずは、SNSカウンセリングのメリットとデメリットを簡単にお伝えすると、以下のようになります。

メリット

  • アクセスしやすい
  • 自己開示しやすい
  • 文字で残るので履歴を追いかけやすい
  • 写真がやりとりできる
  • 他の相談員と協力して対応しやすい
  • 情報発信ができる

デメリット

  • 動機付けの効果が低い
  • 冷やかしが多い
  • クライエントの情報量が少ない
  • 非言語コミュニケーションがとりにくい
  • 時間がかかる
  • クライエントの言語能力に依存しやすい

SNSカウンセリングの基本スキル

次にSNSカウンセリングに必要なスキルを挙げていきます。言葉がすこし難しいかもしれませんが、例をつけて列挙します。

  • 主訴の確認 「今日はどうされましたか?」というように問いかける。
  • アセスメントのための情報収集 「今どんな状況?」「どんな思いなの?」とクライエントの情報を聞き出す。
  • 受容・共感 「そうか、それは辛かっただろうね」と共感する。
  • 肯定・承認 「うん、わかるよ」「その判断はよかったね」と相手を承認する。
  • アセスメントと目標の共有 「そのことについて、どんなことができそう?」とクライエントを評価して、目標を一緒に考える。
  • 介入 認知行動アプローチ、感情促進アプローチ、システムズアプローチなど、どのように解消へ導くかの行動。他の支援リソースへのリンクや、助言なども含む。

危機介入という管理

クライエントは、ときには自殺の危機に直面していることを理解しなくてはいけません。「死にたい」と言っているクライエントの状態を把握する姿勢が大切です。

何故死にたくなるのか、4つの理由

  • エネルギーの低下による疲労感
  • 過剰な自責の念
  • 過剰な自信の低下
  • 過剰な不安

これらの状態にあるクライエントにとって、相談員がとる行動は、「相談員はクライエントの味方である」と受け入れてもらうことです。

まず受け入れてもらい、それからクライエントに自分の状態を話してもらいます。
その後、改善策を一緒に考えるというアプローチをとるのです。

以上のことを、知識として知っただけではなく、実際にこれから機能するものなのか、SNSカウンセリングの動向に注目していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました