スパム俳句、それは私を魅了します

リラックス

“This straight road, full of loneliness.” これは、種田山頭火の詠んだ句「まっすぐな道でさみしい」を英訳したものです。

種田山頭火って誰?

種田山頭火は、明治から昭和初期にかけての自由律俳句の俳人です。

その半生は、常に旅のなかにあり、「放浪の俳人」と呼ばれる所以です。各地の有力者や後援者を訪ね歩いては飲食をねだり、また僧侶の姿でお経を唱え、喜捨をいただくという生活を送っていたので、生前はただの乞食としか思われていませんでした。

死後に、自由律俳句の有識者たちが山頭火の俳句を句集にまとめました。今では、教科書に載るほどの有名な俳人になっています。

山頭火の俳句の面白さは、高く評価されています。同じ自由律俳句の尾崎放哉の句は、どこか暗く、世をすねたような味わいがあるのに対して、山頭火の句はユーモアがあり、とても明るくのびのびしています。そのところが、外国人に人気がある理由かもしれません。

スパム俳句誕生

自由律俳句は、五七五の形式にこだわらない自由さが魅力です。その精神が幾分、誤解されて海外に紹介されているようです。その例として、スパム俳句があります。

ここで言うスパムとは、迷惑メールの意味ではなく、食べ物としてのスパムです。塩漬けの豚肉を缶詰にしたもので、普通にスーパーに売っていますね。沖縄がアメリカに占領されたころから、日本に普及したと思われます。ゴーヤーチャンプルーなどに入っていると美味しいです。

しかし、本場アメリカではスパムをとにかく嫌っている人たちもいるのです。そんな彼らのスパムに対する思いや哀しみ(?)を、英文俳句の形式にして読んだものがスパム俳句です。どんなものか、いくつか紹介してみましょう。

Stomach full of SPAM/Swimming is prohibited/Rocks sink in water.
(スパムでいっぱいの胃/水泳は禁止されています/岩は水に沈む)
When good times return/with God as my witness, I'll/not eat SPAM again!!  
(良い時代が戻ったとき、/神を証人として、私は/二度とスパムを食べない!)
Innocence, beauty,/Fraility, humanity./SPAM represents not.
(イノセンス、美しさ、/脆弱性、人類。/スパムはそうではありません。)
"Et tu Brute." SPAM--/a dagger made of it would/not have killed Caesar.
(「ブルータス、おまえもか。」スパム - /それで作られた短剣は/シーザーを殺していません。)
Twist, pull the sharp lid/Jerks and cuts me deeply but/SPAM, aah, my poultice.
(ツイスト、鋭い蓋を引っ張ります/けいれんと私を深くカットしますが、/スパム、ああ、私の湿布)

面白いかどうかは、とっても微妙なところですが、いまでもアーカイブが残っていますので、暇でしょうがないという方は、のぞいてみてくださいね。

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