『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』を読む

働き方

『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』(ケニー・マクゴナガル 大和書房)は、ベストセラーとなった『The Willpower Instinct: How Self-Control Works, Why It Matters, and What You Can Do To Get More of It』を、図を使って分かりやすく説明した本です。

テーマは、「いかにすれば自己実現できるか」ということを、「自己コントロール」を中心に論じています。

自己実現が遠いと考えている管理人が、思わず手に取って読んだ本です。原書は2011年、本書は2014年に出版と、かなり昔なので内容を知っている方も多いと思いますが、改めて気づいたことを紹介したいと思います。

自己コントロールがなぜ必要か

自己実現とはなにか。

こんなふうになりたい、理想の自分を見つけ出したいという欲求です。もちろん、誰もが持っていておかしくないのですが、自己実現のために実際に行動するという人は、少なくなってしまいます

「どうせ無駄だろう」「才能がない」「今の安定を失うのが怖い」という、何かしらの理由をつけてしまい、行動に移さず、しかし憧れだけは持ち続けるということが多いのではないでしょうか。こんな考えをこじらせてしまうと、持つ者への嫉妬という形で現れるかもしれません。

しかし、行動に移さないことは、なにもあなたに限ったことではないのです。人間には安定した現状を好み、冒険を嫌う「現状維持バイアス」や「ホメオスタシス(恒常性)」という心理が働いて、無意識に危険を避けようとするのです。

したがって、この心理的な壁を破り、自己実現へと一歩踏み出すために自己コントロールが必要になってくるというわけですね。

自己実現のためのプロセスをたどる

  • 目標を決めたら、現在の自分からどのくらい離れているのかに気づくこと。
  • 目標に近づくためには何をすればいいのかを把握し、定期的に軌道修正すること。

自己実現のためには、この2つのプロセスが重要になってきます。そして、このプロセスを達成するためには、自分に対して安易に「ご褒美」を設定しないことが必要です。「ご褒美」を達成してしまうと、そこでモチベーションが低下してしまいます。

著者はこれを避ける方法として、「モラルセイシング」という方法を提唱しています。

モラルセイシングとは、なぜ自分が頑張っているかを見つめることです。初心を思い出し、目標が完全に達成されたら、どんなにすばらしいことが待っているかを考えることです。

誘惑から目を背けない

それでも、目標までのプロセスにはいろいろな誘惑の罠が待ち受けているでしょう。

誘惑から目を背けるのではなく、肯定的にとらえることも必要です。「〇〇禁止」ではなく「〇〇を我慢できた」というように言い換えるだけでも効果あります。

また、わざと誘惑に乗ってみるのも一つの手です。そうして、本当に期待していたような満足感が得られたか?冷静に判断してみます。その答えが「NO」であれば、軌道修正してまた目標へ向かって進めばいいのです。

同じ目標へ向かう仲間と一緒に行うことも効果的です。本書では「ソーシャルプール」と呼んでいます。ここでのポイントは、その仲間が本当に良い仲間かどうかを見極めることです。

悪い仲間、一緒にいてもあまり意味のない仲間とは、さりげなく別れるのがいいでしょう。周囲に流される弱い自分をポジティブにとらえることが大切なのです。

本書をまだ読んだことが無い方は、一度目を通すことをお勧めします。あたりまえのことがいかに難しいことか。難しいことでも手順を踏んでいけば案外、簡単だったりする。そんなことに気づかせてくれる良書です。

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