ジャズ聞き比べ、その3

ジャズ

オレはジャズがオシャレだから好きなんじゃなくて
ジャズが、スゲエ熱くてハゲしいから。
だから好きなんだけどな…

引用元:『BLUE GIANT』 ©小学館

いやぁ、カッコいいセリフですね。

ジャズの起源は、黒人奴隷たちが歌ったワークソングや鎮魂歌、聖歌などがブルースのリズムと融合したものと言われています。

しかし、ジャズは熱いだけではありません。クールであったり、ユーモアを含んでいたりして、いろいろな感情を込めて演奏されています。聴き手は、そのエモーショナルなところに、感動したりスイングしたりするのでしょう。

植草甚一さんが、その著書で紹介しているいろいろなジャズを、また聴き比べしましたのでご紹介いたします。前回の記事はこちらをご覧ください。

今回聴いたジャズ

ぼくのソウルサンシャイン

原題:Sunshine of my soul/Jaki Byard
ピアノの音が澄んでいて良いです。そして、うねるようなギター。新しいことを模索するような演奏で、技巧の組み合わせの妙が楽しめます。フリージャズ的な要素も混じっていますが、シリアスにならずリラックスして聴ける範囲です。

とても善良なミス・ナンシー

原題:Good Golly Miss. Nancy/Robert F.Pozer
即興的な音の迫力はあるのだけど、一体感がなく、スイングしていない。音と音の組み合わせを拒否しているようで、聴いていて疲れてしまう音楽です。

ルナ楽団ーー空間の膨張

原題:LUNA Space Swell/Lee Cronbach
オリエンタルムードの曲が、なつかしさを感じさせます。例えば、初めてYMOを聴いたときのような、エキゾチックサウンドとシンセサイザーの融合を思い出します。ルナ楽団としては、このアルバムしかリリースしていないとのこと。

フランケンスタイン

原題:Frankenstein/Arche Shepp
フリージャズです。ホーンが少し強すぎる気がしますが、即興のわりに一体感があり、テーマもちゃんと聞こえてきます。バッキングがずっと同じ調子で、少し退屈してしまいます。

キリマンジャロの娘

原題:Filles de Kilimanjaro/Miles Davis
さすがマイルズだけあって、上手くまとまっています。トランペットは伸びやかで、リラックスできる。逆に言うと、手堅すぎてマイルズっぽくないというか、物足りなさを感じるけれども、上々のアルバムです。

太鼓をたたいているかと思うと、やめている

原題:Now he beats the drum, Now he stops/Chick Corea
直訳のタイトルだと首をひねってしまいますけど、Now he sings, Now he sobsのトリオが織りなす秀逸な曲。とにかくキレのあるピアノに、ミロスラブのベースと息がぴったり合っていて、コンボとしての相性の良さを感じます。

ホワイ・ナット

原題:Why not/Marion Brown
好みの問題ですが、アルトサックスがブローしまくるのはあまり好きではないです。フリージャズやるぞ!って感じはすごくするのだけど、個人技が優れているのに、それで繋いでいるだけのように聴こえてしまい、ちょっと勿体ないです。

以上、例のごとく、あくまで個人の感想です。悪しからず。

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