『NEUROMANTIC』を聴いて懐かしさを覚える

ホビー

『NEUROMANTIC』(高橋幸宏 1981)を聴いて、昔のことを思い出したような気持ちになったので。

ニュー・ウェーブ

中高生のころカセットテープで聴いたような、なつかしいテクノポップです。別にキッチュなものではなく、音源は重厚でしかも軽快。とても聴きやすいアルバムとなっています。

40分のレコードに9曲のイメージを詰め込んだもので、短い曲、同じような曲が多いです。どれも80年代を思わせる曲です。なにがそう思わせるのかを考えてみると、初期のテクノポップの一本調子のリズム、シンセサイザーの音と、多様なサンプリング音を重ね合わせてつくられた合成的なバッキングなどが、その原因かもしれません。

曲はどれも似ていて、あまり区別がつかないかもです。子供のころのほど、熱心に聴いていないからかもしれませんが、コンピュータの奏でる音はどれもおなじようなコード進行でゲームミュージックを思わせます。ボイスもミキシングしているので、楽器の一種、パートの一部という感じで融合しています。

2曲目の「Grand Espoir」は、細野晴臣さんの提供なので、やはりそれっぽく、他の曲とは少し違います。まだトロピカルサウンドを追求していたころの影響を受けているのかもしれません。

思い出される中高生のころ

管理人の中高生のころに聴いたJ-POPやテクノサウンドのことを思い出します。キラキラして、ピコピコしたサウンドに、勇ましめのメロディ。これらは「Yellow Magic Orchestra」から生まれたテクノのイメージをそのまま思い出させることになるのです。

目を閉じて、曲を聴くと、曲想からどんなイメージを思い起こすのかを観ようとするのですが、何か観えてくる前に曲が終わってしまう。曲がそれぞれ短いからなのですが、もう少しなにかを見せてくれてもいいと思ったのです。しかし、ふっと消えてしまい、掴めそうで掴めない、切なさみたいなものが良いのですね。楽しい夢を見て起きたとき、思い出そうとしても片っ端から泡のように消えていく感覚に似ているのではないかと。

曲も音もイメージも、昔に聴いたことが頭の隅に残っていて、それを久しぶりに見つけて眺めてみたような懐かしいという印象です。こういうことは、年齢を重ねないと言えないことなのですが、もうそういう歳なのでしょう。しかし、心地よい思いをしたので満足感がありました。

ギブスンが後?

このアルバムのタイトル『NEUROMANTIC』は、ウィリアム・ギブスンのサイバーパンク小説の金字塔、『ニューロマンサー』の邦訳版の解説に記述があったので、てっきりギブスンの小説が先だと思っていましたが、Wikipediaによれば、ギブスンがこのアルバムのタイトルに影響をうけて小説のタイトルをつけた、とありました。小説のほうが後だったんですね、これは驚きました。

ニューロマンサーというSFも、管理人に多大な影響を与えた小説です。何度も読み返し、今もたまに読みたくなります。そういう本があるというだけで、幸せな思いですね。


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