親と別れる前に聞き書きしておくことがあるかも

リラックス

親と死に別れた後に、ふと思い起こすことは、親のことをあまりにも知らな過ぎたのではないかということです。

それと、この記事は一般的な親と子の関係を想定して書いています。ご了承ください。

親のことを知らないと、あなたのルーツが分からなくなる

あなたは、あなたの親のことをよく知っていると言えるでしょうか?

親はあまりに身近な存在であり、一緒に暮らす時間が長いので、大抵のことはよく知っていると思いがちです。これは、親から見ても、子供からの視点でもその通りでしょう。しかし、実際のところ、親が子供のことをすべて知らないのと同じように、子供も親のことを良く知っているとは言えないのではないかと思うのです。

親がまだ健在な人でも、いつかはその親とは別れる日がやってきます。大抵の場合は、親が子供より先に亡くなるということです。

そして、親が亡くなるとやることが急に増えて、余裕がなくなります。葬儀の手配、訳書への届け出、相続の相談、埋葬先の準備などなど、本当にいろいろなものが一気に押し寄せてきて、あなたの考える時間を容赦なく奪うでしょう。実際、忙しいほうが気が紛れていいということもありますが、それでも急にタイムスケジュールを作ってあちこち行かなければならないのは大変なことです。

そして、あらかた片付いて一息ついた後、やっと心に余裕ができます。そして、もう親とは会うことも話すこともできないということを実感することになるでしょう。そのとき気づくのです。実はあなたが、親のことをよく知らなかったことに。

親のことを知らないということは、自分のルーツを知ることができないということにもつながります。このミッシングリンクを埋めることはなかなか難しいのです。もし、あなたに子供がいる場合、あなたの子供には失われた部分を話して聞かせることはできません。あなたの血族が繋がっていく過程で、この失われた部分を補完することができない、ということなのです。

身近な存在すぎて、知らないことがたくさんある

まだあなたの親が健在であるならば、今のうちに親からいろいろな情報を聞いて、記録しておくのはどうでしょうか。ただの思い出話や、退屈な話、昔の生活の愚痴など、聞く方としては忍耐が必要なのかもしれませんが、失われてしまう前に聞き出し、記録を残すほうが効率的ではあります。

そして、それ以上に重要なことは、本人から情報を聞けることです。そのとき親はどのように思い、どんな考えから行動を行ったのかなど、実際に本人というソースからしか取得できない情報も含まれています。

多くの動物は、親子関係も希薄で、一代限りのことが多いでしょう。ましてや、親のルーツなんて気にすることなんて、人間以外にありません。だからこそ、人間が自分のルーツを知りたがることは、実は価値があることなのではないかと思います。

自分の親の親の親の…祖先はどのような人物で、どこに住んで何をしていたのか。兄弟姉妹は何人いて、その中で今のあなたの生活にいちばん影響を与えているのは誰なのか、その要素とは何なのか。そういったことを遡って考えると、結果的に生きている自分といものに、なにかしら興味が湧いてくるかもしれません。

たとえ親が居なくても、DNA鑑定や地域の風土、文献などで、おおよその先祖の生活を知ることはできるかもしれません。そんなTV番組もあったように思えますが、実際、効率は悪いし、そこまでやるかといえば、コスト面で二の足を踏むかもしれません。

親が健在のうちが、それらを知るチャンスなのです。

全てを聞き出すことが正しいとは限らない

もしかすると、あなたの親は、あなたには知られたくないことを抱えているのかもしれません。すべて過去のこととして、触れたくないこと、秘密として墓までもっていきたいと思うことを心に秘めている可能性もあります。もし、あなたがその立場になったとしたら、都合の悪いことは公にしたくない、という気持ちも分かるでしょう。

そのような情報は無理に聞き出す必要はありませんし、知るのは難しいでしょう。ただ、死が目前に迫ってきていると感じている人は、人はそのような秘密を誰かに伝えたいと思う可能性も高いのです。死んでしまってからは、誰に伝えられないのですから、当たり前ですね。

疎遠になっているならば、コミュニケーションを密にして、そのような話題について語りやすい環境を整えてあげることも親孝行になりそうです。なんでも話してというスタンスでいれば、別の話題から、ふと「そういえば」「ここだけの話だけど」と移行しやすくなりますよね。

今の世の中、インターネット上の自分の痕跡をすべて消し去るサービスもあります。「情報を知られない権利」は最近のことのように思えますが、実際には昔からあるものです。

あなたはどうでしょう。自分の生きた証のようなものを残したいですか?それとも全く無にして消し去ってしまいたいでしょうか?


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