自分の時間という資源を守るため記録をとろう

働き方

もっと自分のために時間を使えばよかった」という言葉、人が死に面したときに思う言葉だそうです。特に日本のように、資源が少なく人的資源(=労働)で賄ってきた国は、仕事のために自分の時間を犠牲にしてまで使う傾向があります。マゾヒスティックなほどワーカホリックな人が何気に偉いという風潮まであるのです。

自分の時間をすり減らさないために

自分の時間を自分のために使わないのは何故でしょう?労働は、時間を金品に変えるための機能です。人類が生まれて16万年、そのうちほとんどの時間は、エネルギーを節約するために寝て過ごしてきたはずです。肉を食べ、3時間ほど動いたらあとはじっとしている、というのが人類が守ってきた生活リズムでした。農業が普及してから、人間は長時間労働しなくてはならなくなりました。その見返りとして、食料を蓄積することができるようになり、飢餓で全滅することが少なくなりました。

それでも、最低限に生きていける収入を得るには、現代人は働きすぎなのでしょう。年収2000万円以上のいわゆる富裕層は一日10時間以上働くことが多いとのことです。最低限の生活を送るためには、不要なほど働いているのですね。

仕事が好きな人は、それでもかなり満足度の高い人生を送れるでしょう。仕事=人生というような、好きなことをやっているという感覚に浸れている人は、まあ、納得です。しかし、会社や組織、家族や他人の生活のためにする仕事はどうでしょうか。そこに楽しみを見つけられない限り、かなり苦痛ではないかと思います。自分の時間を金品に変換して生きているのだと割り切らない限りは、死ぬ前に後悔の言葉を漏らしてしまう人生を送りそうです。あくまで、自分が自主的に選んだ仕事をしない限りは、長続きしないと言えるでしょう。他人から指示されて報酬で釣られて仕事をしているのであれば、やはりどこかで見直すべきです。

組織の仕事をするためには、客観的な記録をとること

会社や組織はあくまで、取引相手です。自分の持っている資産は自分の時間だけですから、その資源を取引すること、そして結果が割りにあうこと、少なくとも納得できるだけのものである必要があるでしょう。目先のことしか考えられず、または常にそんな自転車操業の環境しか知らずに生きてきたのであれば、正常な判断をすることが難しくなります。企業や組織の言いなりになりやすいのです。

では、会社や組織と取引するにあたって、自分に有利に話を進めるにはどうしたらよいのでしょうか?

敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という警句のとおりにやるしかないでしょう。

まずは自分の正しい価値を知らないことには、話し合いの席に着くこともできません。自分には何ができて、何ができないのか。会社や組織は、何を求めていて、何を不要と考えているのか。このマッチングを考えて、市場原理にあてはめて考えない限りは、時間という資源を使うようなことはムダになります。価値を生まないことに資源は使えないのです。

以上の理由で、自己評価が大切なことはわかると思います。これは何も新卒の学生だけがやることではなく、組織に属して労働に携わろうということであれば、その間はやらなければならないことです。

評価に大切なのは、客観視であることは言うまでもありません。ベクトルに置き換えると、自分の立ち位置と方向性を決めるための指針です。そちらへ進むための力は、むしろ主観や情熱、感情などから生まれてくるでしょう。客観視して、まず己を知ることです。他者のアドバイスを聞くことも有効ですね。

分析結果を生かすため

客観視するためには、データが必要です。具体的に言えば記録を取ることです。自分の毎日、毎月、毎年を記録し、集計して分析する。そこから自分の価値を見出すために数値化し、市場と比較し、将来性を把握するのです。

こんな面倒なこと、したくはありませんが、自己分析にコストをかけることで、モチベーションが空回りして後悔することを防ぐことには役立つでしょう。最近であれば、それなりのツールが提供されているので、時間計測や自分のスコアを知るのに、だいぶ楽になっています。

自己分析して己を知ることができたら、やはり自分が今いる環境が適正かどうかを判断しなくてはなりません。自分が所属している会社や組織の利益や目的に自分がどれくらい貢献しているのか、知りたいとことです。組織が透明なほど、それは簡単でしょうけども、日本の企業ではなかなか実際の貢献度は測れないものだと思います。

しかし、疑問をもちつつ継続するのは無理があるということでしょう。自分の担当したことが正統な評価を受けていない、責任があやふやであり、他人に足をひっぱられて、利益が自分に還元されていないと判断したら、やはり環境を変えることを考えるべきでしょう。

環境を変えるといっても、すぐに転職や配置換えに結びつけるのではなく、まずは現状を見渡してみて改善できる部分があるか見てみましょう。転職のリスクやコストを考えると、改善のほうが優先すべきであることがわかると思います。それでも改善の余地がなければ、転職すればいいのです。

改善は地味で苦痛を伴う茨道です。しかし、やり遂げた先には自分の価値が上がったことが実感でき、自信になるのではないでしょうか。他人の評価より、自分自身の評価のほうが、はるかにモチベーションにつながると思いますので。


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