恐怖のグルグル公園はなぜ面白いのか?

リラックス

恐怖のグルグル公園とは、「探偵!ナイトスクープ」というバラエティ番組で放映されたものですが、これが非常に名作であったと評判です。

どうしてこれが面白いのか、ちょっと考察してみました。

恐怖のグルグル公園!

恐怖のグルグル公園とは、天竜川の河川敷にある公園のことです。ここには、遊具がいくつかあるのですが、どれも回転する遊具なのです。

いまでは余り見なくなりましたが、昔は地球儀のような、ジャングルジムのような遊具を手で回した乗って遊んだりしましたね。たしか、子供が遊具で指を切断するというような大けがをしたことから、公園からはこういう動く遊具は結構、消えていきました。

公園で遊んで転んで怪我をするくらいは普通だとおもいましたが、指を切断ともなると大ごとなのでしょう。そういった「危険」な遊具は消えていくのもご時世です。

天竜川の河川敷には、特に高速回転するような遊具がいくつかあり、そういったものに乗ると、目が回ってフラフラになります。その姿が滑稽なので、面白いのですね。

フィギュアスケートの回転並みに高速回転するものもあって、なかなか「恐怖」具合が気合がはいっています。

人がフラフラになると何故面白いのか

目が回ってフラフラになると、人はまっすぐ歩けなくなります。真面目に立ち上がって歩こうとするほど、フニャフニャになり倒れるすがたが笑いを誘います。

芸人が、バットを頭に当ててぐるぐる回り、まっすぐ走ろうとするとグニャグニャと倒れこんだりするのと同じです。これは、笑いの基本のスタイルなのでしょう。滑稽な踊りや仕草をしてみせることは、コメディの基本なのではないでしょうか。

おそらく、一流のコメディアンなら、滑って転んで見せるだけでも大爆笑を誘えるはずです。何度もやると、「お約束」になって、別の笑いに転化していくのでしょうけど、素人や動物などがコケる動画などは、本当にハプニングとして初見では面白いものです。

天然の笑いというところが、大変シュールでいいのでしょう。ドッキリとかも、悪意がないようないたずらなら、へらへら笑ってすますことができますものね。

ギャップによる笑いの発生

映像に残っているものとしては、やはり無表情の喜劇王、バスター・キートンの無声映画が、これらのギャップによる笑いの最初ではないでしょうか。あくまで、話芸や客いじりなどに頼ることなく(無声なので頼れないですが)、身体をはったコメディの作風は、気取った紳士がバナナの皮で転ぶような滑稽さを身上としています。人間は、そのようなギャップをおかしく感じるようにできているのでしょう。

真剣さと行動のギャップに笑いを見出した例としては、『へうげもの』というマンガがあります。あくまでフィクションではあるものの、古田織部という茶道のカリスマが、なにごとにも真剣に取り組む徳川家康におかしみを見出し、おもわず笑ってしまうのは、キートンの演技に通じるものがあると思います。

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そして、目の肥えた大衆が大好きなのは、カッコつけた人が思わぬハプニングで散々な目にあったとき、それを取り繕うとして、なにごともなかったように振舞おうとすることでしょう。これこそ、天然の笑いのなかでも王道と呼んでもいいほど、滑稽さ、面白さを感じるでしょう。

ハプニングに余裕をもって対応されてしまうと面白くなくなってしまいます。あたふたした後、また、なんとか威厳を取り戻すような取り繕いがあると、すばらしいですね。ちょっと意地悪な視点が入っているから、面白く感じるのです。


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