『侵略好意』現代版「寄生獣」は親代わり?

ホビー

侵略好意』(犬背丸次郎・小学館)を読みました。少年マンガということで、どんなものか試し読みしてみましたが、面白かったので、ぜひ紹介したいと思います。あくまで管理人の個人的な感想なので、悪しからずお読み下さい。ネタバレありですので、ご注意を。

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主人公の癖が強い

主人公が女子高生というところから、なかなか現代的になっています。ヒロインのイソラ(どんな名前なのだろう?)は、父親が死に、母親はイソラを残して蒸発してしまっており、一人ぼっちで生活しています。一応、母親の籍に入っているようですが、基本的には置き去りにされて連絡もつかない。愛されることに飢えている状態です。

こんな孤独な設定で始まる物語は、イソラが友達を作ることに必死になって努力するところからスタートします。家では、友情を育てるゲームにのめり込み、「ゲームなら友達をつくるのも簡単なのに」と言うように、リアルの生活ではなかなか友人が作れない性格に設定されています。

本物の友人を作ることがイソラの夢であり欲望です。その欲望を満たすために、たとえ自分の命ですら危険にさらされる状況であっっても、「人助けをすれば、助けた人が友達になってくれるかも」という計算をし、犠牲を顧みずに飛び込んで行くような、歪んだ性格になっています。もはやヤンデレのようです。境遇は哀れなのに、なんとなくおかしいのは、そのような性格付けによるものでしょう。

「寄生獣」のような共生生活

孤独なイソラが、真の「友人」となるものと出会います。それは共生型の異星生物、エゴノミミ星人。イソラと一体になることで寄生獣のような強力な力を発揮できます。本体はイソラの体内に入り込んでいて、一部分だけが頭の横から出ています。薄っぺらい形態なのでリボンのように見えますが、そこに人間のような目がついており、最初から日本語で流暢に会話をすることができる、知性的な異星人です。

地球の電波に呼び寄せられる他の異星生物たちを捕食するためにやって来て、現地の生き物と共生したようです。選ばれたイソラは性格に難ありのムチャな女子高生ですが、エゴさん(エゴノミミ星人のことを、イソラはこう呼ぶ)は冷静沈着な性格です。お互いが助け合わなければ、死ぬしか無い運命共同体になったのです。果たして、うまく共生できるのでしょうか?

その後、他にも同じような目的で地球に来ている寄生型異星人がいることが分かり、同じ敵と戦っている間に、なぜか友情が生まれたりします。寄生型異星人たちは冷静で、自分の身が危なければさっさと撤退するなり、他の作戦を練ったりするのが普通のようですが、寄生主の性格に引っ張られて、だいぶムチャをやらされているようです。

名作となり得るか?

絵柄や主人公の性格などが、現代的なのであまり違和感を持つことなく読むことができますが、結構、飛躍が多いのではないでしょうか。イソラの、自身の欲望に忠実なところと、エゴさんの保護者ぶりの対比が笑いを誘います。

名作マンガ「寄生獣」のテーマであった、人間の存在とはなにかを問うようなシリアスな展開にはならず、なんとなく、ほのぼの路線で話が進みそうです。少年向けマンガであり、そもそもが、出落ちに近いので、ここからうまく展開して欲しいと思います。

主人公のイソラは右手が主な武器になります。友人?のアキヲは両足が寄生生物の発現場所になっているようです。なんとなく、「寄生獣」というよりかは「ARMS」に近い展開になるマンガなのかもしれません。

とりあえず、続きが気になるので連載がうまくいくように祈ってます。

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