『人は見た目が9割』(竹内一郎、新潮新書)という本は2005年に出版され以来、形を変え、マンガにもなりながら綿々と読まれています。つまりは、特に都市部に住む現代人にとって、見た目で判断されることは重要かつ切実な問題だと言えるのではないでしょうか。
昭和の昔みたいに、「靴だけは良いものを履け」とか「店側が見るのは、お客のネクタイ」など、身に付けるアイテムによって自分を少しでも高く売ろうという文化はすこし下火ではありますが、それでも視覚による人間の判断、初見の印象というのは、9割と言ってもいいくらい重要なことなのです。
人の視線は分かるもの
人間の先祖が原始的な猿だった時代から、視覚というものは大変重要な役割を果たしてきました。他の動物に比べ、霊長類の目が顔の前に並んでついているのは、少しでも立体視ができる範囲を増やし、木から木に飛び移る距離を正確に把握するためだったといいます。
コミュニティを作り、人間が社会的な動物になっていく過程で、顔の表情筋というものが発達しました。これは、相手の表情で敵対するものか、仲間、服従、媚などのいろいろな感情を視覚的に表現するための進化です。犬や猫は、表情筋が乏しいので、笑い顔が難しいですが、チンパンジーなどは明らかに笑っていますよね。
そのような進化の過程を経て、現代人は「視線」というものを認知するようになりました。目のちょっとした動き、顔の向きや首の角度などで、誰かに見られているということを微小な情報から判断できるようになったのです。電車の中で、知らない相手と目があって気まずい思いをすることがあるように、視線というものは常に意識される重要な情報源となっています。
自己肯定力が低い人は、どうしても損をする
「見れれている」ということが分かると、自分自身に自信がない人、自己肯定力が低い人は思わず目をそらし、どぼけて誤魔化そうというフリをすることがあるでしょう。自分に自信がないために、自分の弱点と思っている部分を見られることにストレスを感じるのです。
そんな消極的な素振りをしていると、なにかにつけて相手に有利な状況を与えてしまいます。初めて出会って、見た目で値踏みされ、「大したことがない」というように相手に思われてしまえば、それ以降の尊敬や礼儀、親切などの質が落ちるのは言うまでもありません。自信を持っていれば得られたそのような特典を、無為に放棄しているのと同じことです。
見た目に自信を持っていれば、自己肯定力が高くなります。例え、服装が場にそぐわなかったり、気の利いたことが言えなくても、他人から見るとその人に対して侮るような態度には出にくくなります。対人関係が有利になれば、その後の展開も楽なのは、言うまでもありません。見た目に気をつけろというのは、理に適った格言なのです。
男性の洗顔は思った以上に効果がある
若い男性は自分の見た目を気にする傾向があるので、それなりに清潔さを保っているでしょう。しかし、中年男性以降になると、思った以上にだらしなくなります。例え、仕事の質や中身に自信があったとしても、見た目がおっさんで、来ているスーツもシワだらけならば信頼されるとは言い難いものがあります。
特に気にしたいのは、顔です。額に汗をダラダラかいていたり、脂っぽさやシミ、ニキビなどがあると、思った以上にその人の評価を下げてしまいます。やはり、顔を清潔に保つこと、洗顔にコストを掛けることは十分に見返りがある習慣だと言えるでしょう。
顔汗対策には、こちらの製品はいいかもしれません。女性向きの感もありますが、じつは女性用の洗顔用品は高性能であり、特に皮膚の汚れた中高年の男性が使うにもうってつけです。顔汗をたらしている女性を見たことありますか?おそらく無いでしょう。それほど、女性用の洗顔用品は充実しているのです。
制汗に気をつければ、それだけ他人の視線が気にならなくなり、自己肯定力があがると言えますね。顔や皮膚をきれいに保つだけで、他人に見た目で信用されるようになれるというならば、高性能な制汗剤を買って試してみるのもいいのではないでしょうか。
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