ダニだらけのベンチに座り、ダニのことを考える

リラックス

すでにゴールデンウィークも過ぎ、季節はすっかり夏に向けてスタートを切っているようです。2020年春の新型コロナウィルスの対策で、家の中に閉じこもっていると、なんだか時間の経過に置いて行かれているような気がします。

暦を作って、季節を12ヶ月に割って生活しているのなんて、人間くらいなものです。他の動植物たちは、自分が活動する時期をちゃんと知っていて、それをわきまえた生態に従っているのです。遅刻して怒られるなんて、現代人だけが背負った業なのではないでしょうか。

ベンチはよく見たらダニだらけ

外出自粛中でも、散歩の自由は認められているので、一日一回くらいは日光を浴びに外に出ます。家の近くの公園のベンチに座ってぼーっとしていよう。そう思って座ったら、なにやらベンチの表面には赤い粒みたいなものが沢山動き回っているのでした。そう、ダニです。

暖かくなってきたから、活発に活動しているのでしょう。この赤い奴はタカラダニという名前のダニで、日の当たるところが好きなのです。

慌ててベンチから立ち上がりましたが、しかし一度は気づかずに座ってしまったので、何匹かには取り付かれたでしょう。ダニごとき、気にしても仕方がないのですが、やはり気持ち良くはないですよね。

日本に生息しているダニは、あまり病原菌をばら撒いたりはしないでしょうけど、ワラワラいると気持ち悪い。それに地球の温暖化が進んできている昨今では、熱帯にいる生き物たちも北に進出してきているので、毒や病気を持ったダニに出会う確率も高くなっているでしょう。

タカラダニとはどんな生態なのか

タカラダニは、夏場に発生するダニです。春になるとコンクリートのすき間などに生んだ卵から一斉に孵るのでしょう。うわーキモイ。

卵から、幼虫、若虫、成虫というステップを踏んで成長していきます。ダニにしては大きく、0.5mm程度で色もかなり目立つ赤色をしています。幼虫のときは、他の昆虫や蜘蛛などにくっついて体液を吸い、若虫や成虫になると、苔や花粉を食べるようになります。食性が変わるのですね。

基本的には人間には無害とされています。しかし、潰してしまった赤い体液に触れるとかぶれることもあるとのこと。家の中にいることは稀でしょうけど、入り込んでしまったやつは、家にいる「ツノダニ」という他の肉食性のダニに食べられてしまうそうです。このツノダニのほうが、衣類や寝具などにくっついていて、人間を噛んだりするので厄介なダニです。

タカラダニは実質無害とはいえ、やはり不快感を与えるダニなので、できればあまり触れたくありませんね。一度、ダニだらけのベンチに座ってしまうとそれ以来トラウマになってしまいます。

ダニはほとんど人間の目には見えません。家の中にもしワシャワシャと居たらと思うといやになりますね。スーパーの医薬品コーナーに、ダニによく効く「さよならダニー」というのが売っていました。不快害虫にはやはりこういったもので「さよなら」しておくのが賢いと思いました。

【さよならダニー】

ダニ扱い

ダニのイメージは、やはり吸血でしょう。他の生き物に噛み付いて、体液をチューチューするのがダニだと思いがちですが、ダニのような小さい節足動物たちがどのように自然の中で役割を果たしているのか、人間にはまだまだ理解できていないことなのでしょう。

花粉なんて人間の目には、ほぼ見えないものなので、花粉症の人以外には無いに等しいものです。しかし、タカラダニはそのような花粉を目当てに、日当たりのよいコンクリートやベンチなどの人工物にも進出し、せっせと食べて分解しているのです。このようなスカベンジャーの働きがないと、花粉はいつまでも残り、花粉症に人は季節でもないのに常に花粉に怯えていないといけなくなります。

アリやダニなどが掃除してくれているおかげで、自然のバランスが保たれているのです。そう考えると、ダニに対してもなんだかありがたい光が見えるのですね。実際はキモいですが。

「社会のダニ」みたいに言われる人たちも、社会にとっては必要な存在なのかもしれません。綺麗事だけでは回らないのが人間社会であるならば、悪を根絶することばかりが正義なのではありません。大きな視点でいえば、小さな正義よりも、互いの立場を理解して、社会がうまく回るような清濁併せ持つ寛容性のほうが求められているのではないかと思います。


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