『自己肯定感が低い自分と上手につきあう処方箋』(大嶋信頼、ナツメ社)を読みました。管理人も自己肯定感が低い方にはいると思っています。自己肯定感がが低いと、いろいろな所で弊害が出てきてしまい、最後はうつ症状を発するようになるかもしれません。
自己肯定感が高い人は、決して「自信満々」という態度ではなく、あくまで自分の範疇をよく知っている人と言えそうです。このことについて、内容を紹介していきたいと思います。

自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人は、ネガティブな特徴が見られます。
- 断れない…相手に対する罪悪感や思い込みから、嫌なことを我慢してしまう。
- 自己否定する…どうせ自分なんか、という嘆き。
- 落ち込む…過去の失敗を何度も何度も繰り返し考えてくよくよする。
- 人を羨む…相手の幸福を素直に喜べず、嫉妬する。自分も褒められたいと思う。
- 不安になる…相手から見た自分の評価が気になり、見捨てられた気がする。
- 諦める…脳内で出来ないことをシミュレーションする。どうせできない、と諦めてしまう。
このように見ていくと、ほぼ自分の中での解釈が間違っていることが分かります。例えば、相手が自分をどのように見ているのかということを、自分の中で勝手に考え、ネガティブな方向で解決しようとするのです。ここに気が付かないと、いつまで経っても同じことを繰り返してしまうでしょう。
また、大事なときに限って体調が良くないということも、自己肯定感の低さに由来します。これから発表なのに、お腹が痛くなるというやつですね。人は不安を感じると危険を回避しようとします。体調が悪くなるのも、その不安を解消しようとして大事な局面から逃げようとしているのです。このことも、自分にダメ出しを止めれば、解消します。
なぜ自己肯定感が低いのか
自己肯定感が低くなる要因は、幾つかあります。幼少の頃からの親との接し方によるものや、諦め、こだわりなどが原因です。
- 幼少期に親から褒められていない…自分へのダメ出しに変わる。
- 自己暗示…過去に失敗したことを、自分の中でトラウマにして再上演する。
- 心配が否定に変わる…母親の不安を子が引き継いでしまう。
- 2.6.2の法則…自分は底辺の階層に属していると思い込んで諦めてしまう。
- 孤独が怖い…孤独になることを不安に思い怒る。怒ることで分泌されるエンドルフィンの中毒になっている。
- 完璧にこだわる…成功か失敗か、常にその2択で考えてしまう。
幼少期に母親の不安や心配が子供に影響を与えることを、ミラーニューロンと呼びます。他人の不安が移り、それが自己暗示になりなかなかそこから抜け出すことができません。娘が、言葉では母親を罵りながら、母親離れできないのもその影響なのです。
自己肯定感を高める方法
自己肯定感が低くて良いことがないことは分かりました。では、どのように自己肯定感を高めていけばいいのでしょうか。
ネガティブ思考をやめる
まずは自分の意識を改革することです。ポジティブになるというよりは、冷静に自分を見ることができることが重要です。
- 他人と比較しない、気にしない。
- 自分にダメ出ししない。
- 暗示に気づく。その暗示を別の暗示に切り替えて、冷静になる。
- 過去の失敗や、未来の不安はとりあえず置いておき、今、ここに集中する。
- やるべきかどうかではなく、楽しめるかどうかで判断する。
- 主観をやめ、自分を客観視してみる。
言葉の力を使う
ネガティブな言葉を使わず、パワーワードを使うことで自主的になれます。
- 「だって」→「なるほど」
- 「私なんて」→「ありがとう」
- 「どうせ」→「いつものこと」
- 「ごめんなさい」→「私のミスです」
- 「人の気持ちは分からない」
- 「自分はよくやっている」
- 「責任感をなくそう」…常に責任を背負う必要は無い。
- 「心よ」「私は」…自分の本音を見つける。
- 「みんなとつながってる」…孤独感から救われる
まとめ
まずは自分の中のネガティブな自己暗示に気づくこと。それを止め、自己肯定感を高める行為を身に付けることで、何事にも自主的でポジティブな面に注意を向けることができます。ネガティブな面を反動にして、一気に能力を開花させるパワーを誰もが持っているのです。
自己肯定感を高めるために、なにかしら自分に自信を持てることも必要ではないでしょうか。心配性で汗だくの顔を恥ずかしく思うより、涼しい顔をしてにこやかにしているほうが自信が湧きます。ネットで見つけた、この洗顔料は夏の汗かきに効果がありそうです。参考程度に覗いてみてください。
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