情報処理の混濁は、割と簡単に起こっている

リラックス

情報処理の混濁と言うと、なんだかサイバーテロみたいなイメージがありますが、この文章は、「人間の錯覚」について書いているだけです。もし、技術的な記事として期待されていた方がいたならば、申し訳ないと思います。

それでも、錯覚というのは人間と機械を結ぶ重要なファクターに変わりありません。例えばアニメーション。あれは、停止している絵を少しずつ変えて、切り替えて表示しているのを、人間が動いていると錯覚しているのです。外界から情報の処理をどのように行うかということは、ますます重要性を増してきています。

常に外界からの情報を処理している

人間は起きているときも、寝ているときも、常に外界からの情報を取り入れて、何かしらの処理をしています。特に視覚に特化しているので、寝ている際にはそれほどの情報は取得できません。脳の海馬体起きている際に取り入れた情報の整理を行っているので、さほどには外界からの刺激にたいしては無防備な状態です。

しかし、子供が夜泣きをしている声を聞くと、母親は起きるでしょう。特別に注意を払っている対象については、聴覚を完全にはシャットアウトはしていないのです。

起きているときはなおのこと、人間は、視覚、聴覚、臭覚、味覚などをフル活用して外界からの情報収集を行っています。問題になるのは、その情報の質です。例えば、道路を横断するときに、事故に会わないように自動車の往来の隙間狙って渡る判断が必要になります。これは生命を守る意味で重要なことです。しかし、スマホからの垂れ流しされる情報は生命維持活動に必要でしょうか?疑問が生じます。

スマホなどのモバイル機器からの多量の情報が流れこんでくることには、まだ人間は慣れていないのだと思います。そのうち適応した脳を持った世代が現れるでしょうけども、Z世代より前の人類は「旧人類」なのです。

ミステリーハウスの仕組み

遊園地にはよく、「ミステリーハウス」という乗り物がありました。家の形をしていて、中にはいって座っていると、家の方が縦にぐるぐると回っているのに、まるで自分自身が回転しているように錯覚するというものです。似たようなものは、ディズニーシーなどにもありますね。

あの仕組みは、現代で言うならばVRのはしりかもしれません。不可能なことを疑似体験できるのですから、VRゴーグルをつけてジェットコースターに乗ったり、崖っぷちに立たされたりする恐怖体験が近いもののように思えます。視覚だけで、人間はこれほど簡単に騙されてしまうのです。

では、他の感覚はどうでしょうか?まずは聴覚ですが、これもすでにホロフォニクスというような、立体的な音で聴覚を疑似体験できるものがあります。端的に言えばステレオもそうですよね。オーディオマニアにとっては、当たり前なのかもしれませんが、まるで生演奏を聴いているようなサウンドというのは、昔から追求されてきました。

次に触覚です。これはいま盛んに研究されている分野ですね。一部では、機械のマジックハンドと、人間が手につけたグローブを連動させて、その掴んだものの硬さや表面の感じなどをフィードバックする機能も実現されています。近いうちに、ゲーム機やスマホの入力デバイスとして商用化されるかもしれません。

味覚と臭覚は、研究が遅れている分野かもしれません。しかし、味覚というのは案外騙されやすいのです。例えば、かき氷のシロップは赤はイチゴ、黄色はレモン、青はブルー・ハワイと決まっていますが、味はすべて一緒です。目をつぶって食べてみたらきっと解らないのではないでしょうか。また、スマホやテレビを夢中になって見ていると、ご飯の味がよく分からなくなります。味覚は優先度の低い感覚と言えるでしょう。

臭覚にいたっては、人間は他の動物に比べて良いとは言えません。しかし、臭覚には特別な力があるように思います。なにかのニオイを嗅いだときに、不意に過去の忘れていた記憶が蘇ったりするのです。直接、記憶領域に結びつくような要素が隠されているのかもしれません。

VRの可能性

VRは、これからますます研究されて行く分野でしょう。『ニューロマンサー』や『攻殻機動隊』のように、ネットやグリッドにジャックインできる時代がやってくるのではないでしょうか。現代人は情報に貧欲ですから、自分の脳にジャックを付けるくらい、普通になるのではないでしょうか。

問題は、それが普通になるくらいの時代まで「旧人類」は生きていられないということでしょうかね。そんな素晴らしいことが目の前まで来ているのに、体験できないなんて、とても残念に思いませんか?それとも、技術が加速して、生きている間に間に合うようになるでしょうか。とても楽しみですね。


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