名前をつけることでモヤモヤがクラウドになった

働き方

クラウド」という言葉は、いまや普通に使われています。もとは、インターネット上のサービス群を表す言葉ではなく、なんとなく「ネット」や「ウェブ」でつながっているということの比喩表現でした。それが、いまや「クラウド」という名前が定着して、スマホを使っているひとなら聴いたことがあるというくらいのネームバリューを獲得しました。

このように名前をつけることで、イメージが伝わりやすくなり、人間の興味を操作することができます。専門用語をたくさん並べられてもよく分からなくて、なんとなく胡散臭いというイメージを持たれるよりは、「これだ」という名前で定義してあげるほうがキャッチーなのですね。

ニューロマンサーに出てきた「ファントムペイン」

ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』は、いろいろと示唆にとんだイメージが飛び交っています。なかには、現代の技術で再現できるようになったものもありますし、いまだに到達できないレベルのテクノロジーが使われていることもあります。

この優れたSF小説のなかで、ちょっとしたエピソードが語られています。ソ連(この小説が発表された当時は、まだソ連が健在でした)とアメリカとのサイバー戦争の結果、ソ連の捕虜となった兵士が、切り取られた指の先が痒くて仕方がない、眠れない、と訴えたという話です。掻きたくても欠損しているのではどうしようもないですよね。

この症状は一体何か。イメージはしやすいのですが、感覚がなかなか掴めないでしょう。後に、この症状には「ファントムペイン」という名前が付いているということを知りました。名前がつくと、実にスッキリしますよね。ただ、あまりにスッキリしすぎてしまい、印象が薄れてしまうかもしれませんが。

アートな感覚

なにかの事象に名前をつけることは、アートの感覚が必要なのではないでしょうか。自分を大きく見せたいがために嘘をつく、誇大妄想をいだく症状のことを「ナポレオン症候群」と言います。ナポレオンが成した偉大な功績と、ナポレオン自身が小男だったことをかけて、そのような名前をつけたのでしょう。なかなかアート感覚に優れていないと、この、ちょっとひねった感じ、キャッチーで覚えやすい感じが出てこないですよね。

新型コロナウィルスも、COVID-19という呼び方が広まるまえは、「新型肺炎」とか「武漢型インフルエンザ」など、呼び方が一定しませんでした。ちゃんとした名前がつくことで、全世界がそのウィルスを認識し、同じ話題をしていけるようになるのだなと思いました。これは、東北を中心とした大地震に、「東日本大震災」という名前をつけたり、「カトリーナ」というハリケーンがアメリカに大きな被害を出したと記録されるように、人間が意識できるようにするためのものなのです。

もし名前がつけられなかったら、「台風○○号」のように、数字で呼ばれて記憶に残りませんよね。なにかしら、ちゃんとした名前がつけられるということは大事なことであり、そこにはアート感覚が必要だということです。

名前がつくことで商売ができるようになる

アート感覚が敏感な人は、商売がうまいのではないでしょうか。先に紹介したように、「クラウド」というものは、それ以前にも存在はしていましたが、キャッチーな名前がなかなか定着しなかったためパッとせず、人々はあまり認識できていなかったのです。

それが、一旦「クラウド」と呼ばれるようになると、「クラウドはすごい、これからはクラウドだ」というようになりました。もちろん、技術的に優れた製品がでてきたからでもありますが、いわばネーミングの勝利の部分も大きかったのだと思います。

そのようなコピーライターのような、アート感覚の敏感で、本質を掴んではいるものの、わかりやすく納得いくような言葉を導き出すことが、商売のスタートにもなるのです。長々とうんざりするような説明をするよりは、図やパワポで「これは○○だ」と言い切ってしまったほうが、食いつきがいいのですね。百聞は一見にしかず、と言う言葉と同じような内容なのではないでしょうか。

商売が上手い人の教えとして、「顔の肌をキレイにしておく」という秘訣があります。対面商売をするときには、男性で年配であっても、肌がキレイであったほうが有利です。現在は、よい洗顔料があるので、成績がなかなかあがらないという方はいちど洗顔やスキンケアを考えてみるのも一手だと思います。

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