戦争として見たら、ファーストガンダムはひどい話

ホビー

ガンダムは男子ならば子供の頃に必ず通る関所のようなもの。誰しもが、その時代にテレビでやっていたガンダムに思い入れがあるのだと思います。ファーストガンダムの放映から40年経ちましたが、いまだに子供の頃に見たガンダムを覚えているのはある意味恐ろしいことです。

しかし、2020年の8月は、新型コロナで外出が自粛されているなどの要件が重なり、人々がテレビに回帰しているのではないでしょうか。管理人もほとんどテレビを見なかったのですが、最近はちょっと見たりするようになりました。

ファーストガンダムは戦争の話

すでに細かいところは記憶があやふやですが、ファーストガンダムで活躍するのは、少年兵が多かったように思います。サイド7で襲撃をうけて、偶然にもガンダムに乗ったアムロは、なぜかダンダムを動かすことに成功し、相手のザクを2対破壊します。サイド7に強襲偵察に来ていたザクということなので、本来は民間人に危害を加えるべきではなかったはずです。しかし、ザクの乗務員が無差別に攻撃を行い、多くの民間人を殺した事が、アムロがガンダムに乗って対峙するキッカケにもなっています。

第一話でアムロは2名の敵兵士を殺害しています。民間人が殺害を起こしたのだから、理由はともあれ、憲兵隊などに拘束されて事情徴収されるのがのが正しい処置だと思います。しかし、非常時ということで、新型戦艦であるホワイトベースに格納され、一緒に脱出を図ることになります。この時点でもアムロは単なる民間人の未成年です。

いつの間にやら、ガンダムを動かせるのはアムロしかいないということになっていて、軍隊経験のない少年をコックピットに詰め込み、敵と戦わせることになりました。ここまで、連邦軍はなにをやっていたか、どうにも負が落ちないですね。

主人公にはいいことがひとつもない

その後、宇宙から地球へ降り立ち、さらに強力な敵と毎日のように戦わなくてはならなくなります。もはや、アムロにとっては思考停止状態で、ノルマとして人殺しを強制されてるようにも思えますね。敵の勢力圏だったので友軍が来ないという設定は秀逸ですが、それにしたって最新型の兵器が破壊もされず、下手すれば鹵獲の脅威にさらされているのに、能天気に「アムロ、行きまーす!」と出陣していく精神も尋常ではないのかもしれません。

相手はロボット。もしくは、飛行機や戦車なのだと思えば、罪悪感が少なくなるのかもしれません。しかし、そのいずれかにも人が乗って操縦している。メカを破壊すればその搭乗員を殺すことになるのおだということを、いやがおうにも知っているはずなのです。

そいういったところに目を向ければ精神的に参ってしまいます。ガンダムなどの兵器が唯一の生き残る希望であるからには、他の乗務員たちは、アムロには殺人マシーンになることを強要するしかありません。リアルではありますが、戦争の悲惨、特にアムロにはほぼ良いことなしのようですね。

メカで押し切ったか

当時のロボットアニメーションは玩具メーカーがスポンサーについていて、その玩具の売上によってはストーリーさえ変える力をもっていました。いつでも、お金のかかる芸術作品を作るという夢には、スポンサー様が必要なのです。その力は絶大です。

ガンダムは人間関係の複雑さもさることながら、新しい魅力的なモビルスーツを投入することで、スポンサーの期待に答えることができました。ガンダムは大ヒットし、プラモデルや関連グッズが飛ぶように売れました。メカニックデザインで押し通したという結果だったのかもしれません。

しかし、例えばランバ・ラルの白兵戦のシーンや、ジャブローでのまともな大人の軍人などと邂逅しているうちに、戦争に否応なく巻き込まれている自分たちを発見したはずです。大半は民間人なのですから、軍籍に残るべきではなかったはずですが、アムロたちは第13独立部隊として、宇宙の戦争に加わるべき軍人としての道を歩き始めるのです。なぜそのような選択をしたのか。それは、すでに相手を殺すことに麻痺していたからではないでしょうか。通常の精神では、選ばない道だと思います。

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