安い仕事を引受けるなら経験を代価としよう

働き方

組織と個人の関係は、昔から多様に変化してきました。みな平等の立場だったり、上下関係が厳しい組織だったりと、組織の在り方は多種多様です。なかには、目的が形骸化していて、なんのための組織なのか分からないものまであります。

本来、組織は目的があり、仕事やタスクがあって成り立っているはずです。その仕事にも価格があります。今をときめくAIアナリストも組織の一員ならば、その人が使うトイレを清掃する人だって同じのはずですが、仕事の価値というのは細分にランク分けされています。

安い仕事とは

安い仕事とは、ここでは賃金が安い仕事のことと定義します。組織で働いていても、その重要性や誰かがやらなくてはならないという仕事の割に、なんとなく軽視されているような仕事、やっても評価に繋がりにくい仕事のことです。こういう仕事は、だいたいの場合は裏方の仕事になるでしょう。

経理の仕事はおそらく安い仕事です。財務経理が必要のない組織はありません。人が動くためには、金が必要だからです。しかし、その金の出納を管理する部門の仕事というのは、地味でありあまり重要視されていないのも事実でしょう。もちろん、慧眼な経営者は、金の動きに敏感ですからこのような部門を重要視するし、有能な人材をあてます。しかし、経営者が営業出身とか、企画中心の組織になると金の話に疎いために扱いがぞんざいになることがあります。

財務経理部門をアウトソーシングで賄おうというのも、そのような動きの一つかもしれません。たしかにそのような動きは昨今の流行りでありますし、削減効果が見込める可能性もあります。ただ、有能な人材まで切り捨てることは無意味でしょう。金の動きがちゃんと分かっていて、経営に反映できるような説明がいつでもできるようなアナリスト的な人材は残しておくべきかなと思います。

何かしらを得なければ時間の無駄

安い仕事を任される、担うことになったら、そこで手を抜いていいかというとそれも違います。賃金が見合わないというだけであって、仕事の重要性は変わらないのです。仕事からなにかを得ることができるならば、それは重要な仕事であって、無駄な仕事ではないと考えるべきです。

何かしらの教訓を得ることも貴重な経験ですが、できれば実践的な能力を得たいところです。もし、エクセルのシートを何十枚も見なければならない仕事であれば、その作業をRPAなどを使ってこなせば、後々の糧になります。多くの人に確認作業が必要なタスクであれば、その回答作業をその人自身にやってもらえるようにワークフロー化などを考えるべきです。そう考えると、何かしらスキルを得ることが可能でしょう。

世の中には重要そうに見えて、実は不要の仕事というのも多いのです。「ブルシットワーク」と呼ばれるような仕事を、勘違いして全力で取り組んでいれば、いつの間にやらすり減り、時間だけを無駄にしたことに気がつくことになるでしょう。視点の転換と工夫の余地は、安い仕事ほどやりやすいといえるかもしれません。

得たことは糧にしよう

仕事から得たことは、自分の強みにしていかないともったいないです。いつまでも同じスキームで仕事をしていればいいというわけではないので、自分の持っているスキルを最大限に利用して、できることを増やし、可能ならばその能力をアピールしてもっと重要で価値のある、実入りの良い仕事に取り組むべきです。

転職を考えることは、今ではタブーでもなんでもありません。要するに、柔軟に物事をこなすこと、そして正のスパイラル、PDCAを正しく回せる人材が求められているのです。個人の成功を軸にして、可能であれば組織とWIN-WINの関係を築くことが重要です。あくまでも個人に重きを置くのは、いままでの組織偏重型の思考は、いつか茹でガエルになり、だんだんと組織の負債になりやすいからだと思います。

家庭を顧みない昭和の働き方はすでに終わっているのです。それでやって来た、働かないおじさんたちに遠慮することはなく、興味のあることは引受け、何かしらの報酬を得る。たとえそれが金でなくても十分に自分のために生きることなら、良しとするべきでしょう。そしてステップアップすること、組織をまたいでも個人に強みを求めること。すでに普通になっているこのことを忘れないようにしないといけませんね。


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